「命を骨まで味わい尽くす」福井の海に育てられたベテランの、新・海図鑑。
はじめまして。福井の海と魚をこよなく愛する、1974年生まれの51歳です。
現在、2026年。私は妻と3人の子供(高3、中3、小4)と一緒に、ここ福井で暮らしています。私の人生を語る上で欠かせないのが、福井の海での圧倒的な実体験、魚への偏愛、そしてロードバイクです。
■ 素潜り、釣り、そして海保のお世話になった「リアルな海」
子供の頃から、夏になれば越前海岸で素潜りの毎日でした。カサゴやアコウ、アイナメなどの根魚を突き、岩場ではマダコを素手で鷲掴みにしていました(最高で10杯獲ったことも!)。早い魚を突くのは無理ですが、岩に張り付く魚を獲る執念には自信があります。
釣りも、砂浜のキスから磯のクロダイ(フカセ釣り)、ルアーでのスズキまで幅広く経験しました。今の妻との初々しいデートも、実は越前海岸での「アオリイカ釣り」です。夜の漁港でエギ(ルアー)を投げ、最高で100杯釣ったことも。さばいて冷凍し、半年かけて夫婦で食べるのが我が家の恒例行事です。おかげで家には使いきれないほどのエギが転がっています。
一方で、海には苦い思い出も。友人の船で沖合に出た際、なんとガス欠で漂流。激しい船酔いの中、暗くなってから海上保安庁に救助されるという大事件を起こしました。友人はこってり絞られて罰金も払い、私はそれがトラウマで二度と船には乗っていません(笑)。そんな、海の「楽しさと恐ろしさ」を身をもって知っているのが私の強みです。
■ 命に感謝し、一欠片も残さず「食らう」流儀
私には一つ、絶対に譲れないこだわりがあります。それは「獲った魚、頂いた命は、一欠片も残さず食べる」ということです。
サンマは頭から尻尾まで残さず食べますし、エビの尻尾は大好物。伊勢エビのようなごちそうは、身を食べた後に必ずガラから出汁を取り、極上の味噌汁にします。魚をさばいたアラは炊き込みご飯や汁物に。一般的には敬遠されるボラやベラ、河口のウグイ、果てはブラックバスまで唐揚げにして美味しくいただきます。
そして福井といえば、海産物の宝庫。天皇陛下に献上される「越前がに」をはじめ、若狭フグ、若狭カレイ、お隣・能登の牡蠣など、北陸の美味は知り尽くしています。個人的には、冬は高価なズワイガニよりも、雌の「セイコガニ」を愛しています。シーズン中は飽きるほど食べ、あの甲羅で出汁を取った磯風味の味噌汁は、我が家の冬の最高のごちそうです。福井の魚は本当に美味しく、チェーンの回転寿司すら信じられないレベルなのですが、いかんせんプロモーションが下手なのがもどかしく……私が魅力を底上げしたいと本気で思っています。
■ 身近な魚から「深海」へと繋がるミステリー
このブログのドメインは「shinkai-zukan(深海図鑑)」ですが、深海は決して遠い世界ではありません。たとえば、福井のスーパーにも並ぶ「ゲンゲ(水魚)」。あの「鼻水をすすっているような」ぶよぶよの食感は賛否が分かれますが、お吸い物にすると本当に良い出汁が出るんです。私はあの小骨もそのまま食べてしまいます。こうした「福井で身近に食べられている深海魚」を入り口にすると、海の底のミステリーが一気に身近になりますよね。
もちろん、地元の「越前松島水族館」などのスポットも完全に網羅しています。日常の食卓に並ぶ魚から、まだ見ぬ深海のロマンまで、海はすべて繋がっています。
■ 「新海図鑑」として伝えたいこと
趣味のロードバイクで毎日30km走り、心と体を鍛えながら、私はいつも「海の魅力」をどう伝えるか考えています。世の中の図鑑はスペックばかりで面白くありません。
私が作りたいのは、**「身近な食卓から海の不思議を新発見する、血の通った『新海図鑑』」**です。
ボラやベラから深海魚のゲンゲまで、自らの手でさばき、骨まで味わい尽くしてきた私だからこそ書ける「実益」と「ロマン」があります。このサイトに来てくれたあなたが、「魚って美味しいな、海って面白いな」と思ってくれたら、これ以上の喜びはありません。福井の海に育てられた私の、マニアックで美味しい視点をお楽しみください!
【編集後記】
今日も冷凍庫に眠るアオリイカを解凍しながら、次はどの魚をさばこうかと包丁を研いでいます。漂流のトラウマは消えませんが、陸っぱり(岸からの釣り)と素潜りなら誰にも負けません!